会計基準設定主体

 

③会計基準設定主体

 FASBの運営母体である財務会計基金(FAT)は、2002年4月24日、FASBの基準設定プロセスを迅速化するため、次のような改革案を決定した。

I. 会計基準採決方法の変更:FASBのメンバーは現状の7名を維持しつつ、可決に単純多数決を採用する

II. 組織再編成:FASBの調査研究部門を(a)主要なプロジェクトと実務活動、(b)実務上の適用と実施に関する活動、(c)計画・開発・サポート活動の3つの部門に分割する。

 2002年3月14日に上院銀行・住宅・都市問題小委員会に提出された"Investor Confidence in Public Housing Accounting Act (S.2004)”には、FASBの独立性の強化及びFASBにSECと議会に年次報告書の提出を義務付ける規定が含まれている。

 FASBの独立性強化策は、FASBの運営資金をSEC登録企業から徴収する手数料や刊行物収入等で賄い、FASBを財政的に自立させることを主な内容とする。

 また、同じく3月14日に下院エネルギー商業委員会に提出された”Truth and Accountability in Accounting Act (H.R.3970)”には、会計基準の設定に対する政府機関の関与を強める次のような内容が含まれている。

I. SECが会計基準に関し解決すべき問題点を毎年検討し、議会及びFASBに報告書を提出する。

II. FASBはSEC報告書に対し回答する。

III. 会計検査院(GAO)がこのメカニズムを評価する。